栗駒山・裏掛コースを辿る
【日 程】 2015.9/23(水) 【天 候】快晴
【行 程】6:45いこいの村跡~新湯沢渡渉点~8:10草地1200ピーク~ 8:40ドゾウ沢の土石流発生場所9:05~産女川源流~9:50磐井川源流~10:10東栗駒コース分岐~栗駒山~11:00天狗岩~11:15栗駒山11:50~12:00東栗駒コース分岐 ~東栗駒山~13:20新湯沢~13:50いわかがみ平P 【メンバー】 マロ7単独
最近行った栗駒山は4年前の表掛コースの登山で、しばらく遠のいていました栗駒山です。
裏掛コースは湯浜コースと取り残しておいた二つですが、是非とも歩きたいと思ってから、岩手・宮城内陸地震が発生しそのままとなっていました。
画像は耕英開拓地から見る栗駒山

【行 程】6:45いこいの村跡~新湯沢渡渉点~8:10草地1200ピーク~ 8:40ドゾウ沢の土石流発生場所9:05~産女川源流~9:50磐井川源流~10:10東栗駒コース分岐~栗駒山~11:00天狗岩~11:15栗駒山11:50~12:00東栗駒コース分岐 ~東栗駒山~13:20新湯沢~13:50いわかがみ平P 【メンバー】 マロ7単独
最近行った栗駒山は4年前の表掛コースの登山で、しばらく遠のいていました栗駒山です。
裏掛コースは湯浜コースと取り残しておいた二つですが、是非とも歩きたいと思ってから、岩手・宮城内陸地震が発生しそのままとなっていました。
画像は耕英開拓地から見る栗駒山

歩くなら紅葉時期と思っていましたが、おっ家内が孫の世話で同行できないことから早速計画実行となりました。
昔の栗駒山登山は、御室にある駒形根神社の奥宮を参拝するために行なわれ、 世界谷地にありました宿坊を発ち、御沢の表掛けコースを御室に向い、栗駒山山頂を経て裏掛けの道を駒ノ湯に下るのが当時の栗駒山登山だそうです。
昭和40年代半ばイワカガミ平まで車道が出来て短時間で山頂に立てるようになり、歩く人も少なくなった信仰の道、その頃の私は駒の湯から表掛コースに上り周回のコースでしたよ。
もう、6時半なのに山頂には人がおりました。イワカガミ平に車を置いて自転車で下ります。

今回の計画は、帰りの車をイワカガミ平に残して『いこいの村』の登山口から入山し裏掛けコースを登りに使い東栗駒経由です。
イワカガミ平からは下りで3,8キロ15分の行程です。

このコースは健脚向けだそうですが、軟脚な私でも大丈夫でしょうか。

はっきりした入り口標示ですが、一発でここにはいけなかった。

何でこんなコンクリートの階段があるのでしょう…??

中は待合の腰掛とトイレもありました。あとで調べたらスキー場の施設だったそうですね。<納得>

新湯沢を渡りますが、スパ長なので何処でも渡れます。

それにしても、このコースは整備がされており標識と番号赤札が差してあります。
昔はヤブを歩くコースでしたが、整備された担当の方々に感謝いたします。

登山道を登りふと目に付いたのがコレ、今まで見たことがないし化け物にしか思えなかった。
採るまでに至らず、帰ってからSONEさんと、みどぽんにいただいた教示が「ヤマブシタケ」。
刺身にできるそうだから、もったいないことをしたと…後悔する欲張りオジサンでした。

次は形のいいナラタケ。(9・24お汁でいただきました)

そして、ムキタケだと…形はそうなのですが何か変だった。でも、中身を裂いてみても黒筋はないからお土産でおっ家内はご機嫌だろうと…採取。でもね、おっ家内曰く、剥けないキノコだからムキタケではないって。
SONEさんと、みどぽんも毒のツキヨタケでお見通しでした。
柄の付け根がリング状になっておりこれは間違いなくツキヨタケなのでした。(爆失)

このコース至る所に赤布があり、鐘があれば神社の参拝所みたい。草原に出ますと南の対岸からは車の音が盛んに聞こえてきます。

振り返ると文字三山が見え遠くに泉ヶ岳も遠望できました。

1200ピークを過ぎると北側の派生尾根はまさに錦秋の山肌が見えてきました。

ドゾウ沢の源流部、1220m独標の尾根を越える手前でドゾウ沢の沢筋の高いところまで、土石流が流れた跡があります。

キノコ採りしながらここまで約2時間でした。

テレビで新聞で見ていた光景でしたが、この崩落場所に立つと言葉を失います。
2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震(マグニチュード7.2、奥州市と栗原市において最大震度6強)により、東栗駒山東面:ドゾウ沢の源流域が幅300m。奥行200mの範囲で地滑りを発生(地すべりの厚さは最大 30 m,土砂量 15万m3と推定されている)。
ドゾウ沢の右岸の駒の湯温泉を地滑りの土砂が土石流化して飲み込み、温泉旅館の宿泊客 と経営者・従業員など死者・行方不明者 7 名の尊い命が失われました。
この登山道は2013年に立ち入り禁止が解除され、道が整備されましたが、落石などには注意が必要な場所です。

誰もいないと思ったら先行者??秋田出身の専○大のAさん。
就職戦線の最中、昨夜は笊森避難小屋に泊まり調査に来たそうです。
見立ては、安山岩質、もろい岩石が上部に層をなしており、地震で揺すられてこれが引き金に、黒い地層は泥、黄色は硫黄が混じってると…我はうなずくばかり。

ドゾウ沢の崩落場所を過ぎるとお花畑の名残が…初夏にはヒナザクラが満開になるという御秘所だ。

道中、木板があったので裏返してみたら懐かしい駒の湯の表示です。

ドゾウ沢を振り返ります。

雰囲気のいい尾根は紅葉が楽しめます。

ナナカマドが赤い実を膨らませています。

裏掛コースは笊森コースと合流し東栗駒コースに向かいます。笊森避難小屋はお茶タイムで3回行きましたが泊まりたい雰囲気のいい山小屋です。

激写成功・手を振りましたが…。

笊森方面、焼石岳も見えましたが写らない。

東栗駒コース分岐の慰霊碑に合掌し山頂に向かいます。
遭難者のお二人とは年が近いこともあり、生きていれば良きおばあちゃんになっていただろうと…呟きました。

山頂は間近です。

山頂はかなりの混雑なので天狗岩へ行きます。

山頂西側です。

須川温泉も満車みたいで、かなりの方が登ってきます。

秣方面。

天狗岩で折り返し。

やっぱり山頂まで戻り、ここで月見(生タマゴ持参)うどんにしました。

山頂からの東栗駒方面。

東栗駒コース分岐まで秋田弁を聞きながら同行を楽しみました。
「10円あったら2回会いましょう…」なるほど御縁が2回ね。

やはり、栗駒山は東栗駒コースから見るのがいいですね。


東栗駒山から。

新居沢を渡渉します。頭を横切るのは、いこいの村登山口から沢登りはどうかって…。

イワカガミ平に到着です。
なかなか行けなかった裏掛コースは素晴らしいの一言です。
それなりにキノコも採れたし、静粛な山旅を楽しめました。
今度は、源頭部の雪田植物が咲き出す頃に来たいですね。

ルート図ね。

昔の栗駒山登山は、御室にある駒形根神社の奥宮を参拝するために行なわれ、 世界谷地にありました宿坊を発ち、御沢の表掛けコースを御室に向い、栗駒山山頂を経て裏掛けの道を駒ノ湯に下るのが当時の栗駒山登山だそうです。
昭和40年代半ばイワカガミ平まで車道が出来て短時間で山頂に立てるようになり、歩く人も少なくなった信仰の道、その頃の私は駒の湯から表掛コースに上り周回のコースでしたよ。
もう、6時半なのに山頂には人がおりました。イワカガミ平に車を置いて自転車で下ります。

今回の計画は、帰りの車をイワカガミ平に残して『いこいの村』の登山口から入山し裏掛けコースを登りに使い東栗駒経由です。
イワカガミ平からは下りで3,8キロ15分の行程です。

このコースは健脚向けだそうですが、軟脚な私でも大丈夫でしょうか。

はっきりした入り口標示ですが、一発でここにはいけなかった。

何でこんなコンクリートの階段があるのでしょう…??

中は待合の腰掛とトイレもありました。あとで調べたらスキー場の施設だったそうですね。<納得>

新湯沢を渡りますが、スパ長なので何処でも渡れます。

それにしても、このコースは整備がされており標識と番号赤札が差してあります。
昔はヤブを歩くコースでしたが、整備された担当の方々に感謝いたします。

登山道を登りふと目に付いたのがコレ、今まで見たことがないし化け物にしか思えなかった。
採るまでに至らず、帰ってからSONEさんと、みどぽんにいただいた教示が「ヤマブシタケ」。
刺身にできるそうだから、もったいないことをしたと…後悔する欲張りオジサンでした。

次は形のいいナラタケ。(9・24お汁でいただきました)

そして、ムキタケだと…形はそうなのですが何か変だった。でも、中身を裂いてみても黒筋はないからお土産でおっ家内はご機嫌だろうと…採取。でもね、おっ家内曰く、剥けないキノコだからムキタケではないって。
SONEさんと、みどぽんも毒のツキヨタケでお見通しでした。
柄の付け根がリング状になっておりこれは間違いなくツキヨタケなのでした。(爆失)

このコース至る所に赤布があり、鐘があれば神社の参拝所みたい。草原に出ますと南の対岸からは車の音が盛んに聞こえてきます。

振り返ると文字三山が見え遠くに泉ヶ岳も遠望できました。

1200ピークを過ぎると北側の派生尾根はまさに錦秋の山肌が見えてきました。

ドゾウ沢の源流部、1220m独標の尾根を越える手前でドゾウ沢の沢筋の高いところまで、土石流が流れた跡があります。

キノコ採りしながらここまで約2時間でした。

テレビで新聞で見ていた光景でしたが、この崩落場所に立つと言葉を失います。
2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震(マグニチュード7.2、奥州市と栗原市において最大震度6強)により、東栗駒山東面:ドゾウ沢の源流域が幅300m。奥行200mの範囲で地滑りを発生(地すべりの厚さは最大 30 m,土砂量 15万m3と推定されている)。
ドゾウ沢の右岸の駒の湯温泉を地滑りの土砂が土石流化して飲み込み、温泉旅館の宿泊客 と経営者・従業員など死者・行方不明者 7 名の尊い命が失われました。
この登山道は2013年に立ち入り禁止が解除され、道が整備されましたが、落石などには注意が必要な場所です。

誰もいないと思ったら先行者??秋田出身の専○大のAさん。
就職戦線の最中、昨夜は笊森避難小屋に泊まり調査に来たそうです。
見立ては、安山岩質、もろい岩石が上部に層をなしており、地震で揺すられてこれが引き金に、黒い地層は泥、黄色は硫黄が混じってると…我はうなずくばかり。

ドゾウ沢の崩落場所を過ぎるとお花畑の名残が…初夏にはヒナザクラが満開になるという御秘所だ。

道中、木板があったので裏返してみたら懐かしい駒の湯の表示です。

ドゾウ沢を振り返ります。

雰囲気のいい尾根は紅葉が楽しめます。

ナナカマドが赤い実を膨らませています。

裏掛コースは笊森コースと合流し東栗駒コースに向かいます。笊森避難小屋はお茶タイムで3回行きましたが泊まりたい雰囲気のいい山小屋です。

激写成功・手を振りましたが…。

笊森方面、焼石岳も見えましたが写らない。

東栗駒コース分岐の慰霊碑に合掌し山頂に向かいます。
遭難者のお二人とは年が近いこともあり、生きていれば良きおばあちゃんになっていただろうと…呟きました。

山頂は間近です。

山頂はかなりの混雑なので天狗岩へ行きます。

山頂西側です。

須川温泉も満車みたいで、かなりの方が登ってきます。

秣方面。

天狗岩で折り返し。

やっぱり山頂まで戻り、ここで月見(生タマゴ持参)うどんにしました。

山頂からの東栗駒方面。

東栗駒コース分岐まで秋田弁を聞きながら同行を楽しみました。
「10円あったら2回会いましょう…」なるほど御縁が2回ね。

やはり、栗駒山は東栗駒コースから見るのがいいですね。


東栗駒山から。

新居沢を渡渉します。頭を横切るのは、いこいの村登山口から沢登りはどうかって…。

イワカガミ平に到着です。
なかなか行けなかった裏掛コースは素晴らしいの一言です。
それなりにキノコも採れたし、静粛な山旅を楽しめました。
今度は、源頭部の雪田植物が咲き出す頃に来たいですね。

ルート図ね。
