船形山・ナグサメの滝を訪ねて

【日  程】2011年7月18日(月)
【天  候】晴れ
【山  域】宮城・船形山   
【行  程】8:20大滝駐車場~保野川遡行~8:50F1・2条の滝<ナグサメの滝?>~9:00F2・大滝9:20~10:45升沢小屋11:00~11:50千畳敷~12:15船形山13:50~13:55ご来光岩14:00~14:30小野田コース分岐~14:40眺望台~15:15大滝駐車場
【メンバー】クロちゃん/マロ7/計2名


 月山から帰宅してネットで情報を調べていたら、升沢からの小荒沢林道の工事が終わり入れるようだ。それでは、兼ねてから宿題となっていました、保野川源流を遡行しての「ナグサメの滝」の確認を決定です。
今回のお山の課題は…
    ①ナグサメの滝の確認
    ②保野川源流を遡行
    ③船形山頂のウスユキソウ  の3点セットです
保野川の遡行は2年前の7月11日に挑戦しました。支流に入ってしまい過密なる藪漕ぎして瓶石の手前の登山道に出たのでした。今回は、同じ轍を踏まないように…、F2の大滝さえクリアーすれば何とか行けるコースです…。
それにしても、今日は一人、沢登り(注・マロ7は沢屋ではありませんので…)の一人歩きは御法度なんですよね…。


吉岡を過ぎて青森ナンバーのワゴン車が追従、何か道聞きをしているみたい…。
それでは、待ってアドバイスしようと決心、何々、「旗坂から往復するって…オジサンと沢を歩かないかい」って声がけしましたら行くってぇ。若者ゲットです(^o^)
出来立てホヤホヤの大滝橋を通って大滝キャンプ駐車場へ、何と加美警察署のお巡りさんがやって来て包囲されました(>_<)。いやいや、何もしていません。今日は何ですかと聞いたら山頂までの訓練だという。「この暑いのに仕事とはご苦労さまです。」こちら遊びです(^_^)そして、隣には国土地理員のチョッキを着た3人組が資材を持って山頂を目指すという。震災以降の現地測量だそうで、「この暑いのに仕事とはご苦労さまです。」そうだ「点の記」とはこのことだなと…(^_^)


てな訳で、我が部隊は1名から2名の倍増となり保野川の遡行を試みます。その、若者さんですが、山登りは2回目らしく、ザックもタイツもビシッと決めて今風の山ボーイかな。



三光の宮コースに向かい下れば保野川です。船形山では唯一の硫黄臭がある場所はここだよと教えてあげました。
水温はありませんが、硫黄を含んだ温泉が湧き出しています。
沸かせば鳴子の湯みたいでしょうか、口に含んでも違和感がありませんでした。
船形山は老齢期の火山で、死火山に近いかと思っていましたが、仮眠し続けている火山だと感心いたします。このコースは滝のマークも無く、岩場マークもありません。静かな沢と言う認識ですが…。


いよいよ、保野川を遡行です。
ナメ滝(平で緩やかな傾斜の滝)しか無いだろうと思っていたはずの保野川に、見るからにちゃんとした滝が現れます。落ち着いた渓相で、危ない所も無く、しかし、釜のへつりなどもあって中々楽しい沢歩きが続きますが…。



前回の踏査では大滝から三光の宮へのルートはF1(二条の滝)を左に巻き藪漕ぎして瓶石の手前に出たのでした。20分歩いてF1(二条の滝・ここがナグサメの滝?)に到着、高さは7~8mくらいでしょうか。左端から登りここはすんなりと右へ辿ります。



5分と歩かないうちにF2となる大滝に到着です。ここが本日のハイライトとなる大きな滝で、今回一番の難所です。山登り2回目となるクロちゃんには若さを発揮していただきましょうネ。



まずは、右の崖を登り取り付こうと数m上がりましたが足場はなく滑り落ちるので、あえなくギブアップ。(T_T)落差は10メートル以上は確実にある滝なんですねぇ~。


今度は左手から登り、クロヒノキまで到達しそこから降りることで決行、藪を掴み木々を掴んで上がりクロヒノキで小休止、そして降下して万事休でした。
この大滝は色んな登り方があるようですが、沢屋でないので滝を沿うように回り込みましたが、取り付きの崖は要注意ですよ。




ここからは楽しい沢歩きが始まるのですが、倒木や流木が至る所にありそう楽ではありません。


そんな時に、クロちゃんがドボン、やっちゃいました。お腹まで水に浸かったようですがすぐに這い出しました…(-_-;)モウシワケナイ


GPSで位置を確認して進みます。小沢が出てきますが本流のとおり進むことが肝要です。
出発から歩くこと2時間半、升沢小屋に到着、ここで一休憩です。
けっこう本格的になって来た保野川源流の遡行を楽しませていただきました。
小屋内には千葉からお出でになった3人組の男性がおりました。山頂小屋で一休憩。


ここから、千畳敷きまでは今回唯一の登りです。暑いので、オジサンは登りにやはり参りましたなぁ~。千畳敷から仰ぐ船形縦走路です。



山頂に小屋があるから船形山が映えますね。今は2代目の小屋ですが、真冬にホワイトハウスになる小屋はまるでケーキハウスのようでお気に入りなんですよ。
船形山は名前のとおり船の形ですが、船を逆さまにした山容となります。



船の舳先(ヘサキ)を艫(トモ)といいますが、その艫が千畳敷と山頂小屋の中間が位置的になります。この艫の峰から山頂にかけてのウスユキソウが私には好きなところなのです。今度は、標識を立てようかな…。



視界はイマイチ、鳥海山、朝日、月山は見えませんでしたが、黒伏、そして沢渡黒伏の山容に感激します。


山頂では、大滝駐車場でお会いしました「点の記」の方々がお仕事中でした。


16時まで計測しているそうです。あれれ、三脚に望遠鏡がついてない(見たかった残念)。そしてやたらに長い配線。聞けば、天空のGPSとやりとりしているそうです。


三角点にチップを埋め込んで今後はGPSに頼るそうです。ん~、技術も進歩は凄いもんですね。
台帳の写しを見させていただきました。明治22年の作成だそうで、計測者の○○さんは今回から名前が載るそうですよ。


昨日は、花淵山(テレキャビン)、明日は栗駒山(中央コース)ということで山好きな方にはうってつけの職業ですねと思いましたが、条件のいい小山はそんなにはないそうですよって。


さてさて、話の中で「牡鹿半島が水平で数m海側に移動し70㎝くらい沈下している」という。だから、船形山も沈下しているだろうという推測です。


ここで、マロ7がお願いをしました。船形山は丁度1500.2mですが、これより下回ると1499mとなってしまっては大変、そこを何とか…お願いしますって。
ひょっとすると、劇的な標高ダウンに立ち会った最初の民間人になってしまったのでは…って。(=_=)


山頂小屋でクロちゃんと二人でお昼をいただきました。
年齢差は35歳、談話しながら、よぉ~き一時を過ごしましたよ。(*^_^*)




下山はご来光岩を経由して大滝コースをまっしぐら…でもないか。
後からネットで知ったことになりますが、私らが通過して30分後に、朝日沢から遡行してきたグループ゚がありました。4人組の一人は○○さんで、数日前には、もうじき会えますよとコメントしたばかりでした。でも、惜しかったなぁ~(^o^)


展望の良くない望洋台で一休み。登りはスパ長を利用しましたが中まで濡れましたので、山小屋でズック靴に取り替えたので足が軽くはかどりましたよ。


以外と倒木が目立ちました。よく見るとコシアブラ、真夏にいただけるなんて…今晩のおかずでしょう。ンン、放射能は…:-(コシアブラ炊き込みご飯でいただきましたよ^^;)



湯谷地、その昔はお休み館があったようですな、

このような石碑もあったようです。
石碑は明治22年と判読できます。(船形連峰御所山案内誌から)


今朝の地点に戻り、一日の無事を感謝です。
クロちゃんは緑濃い沢歩きを満喫したでしょうか。
オジサンに付き合ってくれて有り難うです。タイツは穴が開いたし、カメラはドボンしたし忘れられない登山になってしまいましたね。今後ともよろしくね。



そうです。駐車場に戻ると、お巡りさん達からイモ煮をご馳走になりましたよ。
今回のコース、地図を見ると距離も標高差もありませんが、やはり沢です。
特に大滝はそれなりの熟練者と行くことが肝要でしょう・・・。

 
本日の楽しい沢登りは終了でありました。

※【ナグサメの滝】の所在はやはりここかな?
 大滝から三光の宮へ通ずるルートを考えてください。
<今のルート>尾根を走っています。
<昔のルート>山地図では保野川を遡行しF1となる「二条の滝」から左にそれ途中の沢から三光の宮へ通じています。


それで、「ナグサメの滝」は昔のルートにあることしか考えられません。
あとは小さな滝が存在するだけですからね。
F2の大滝は昔のルートではありませんし、行き止まりです。
よって、F1となる「二条の滝」が「ナグサメの滝」と考察したのです。
「なぐさめの滝=ナメ滝の、名前の変化があったのではないか」との千葉Bさん
からの助言がありましたことを付記します。
お付き合い有り難うございました。(^-^)

ルート軌跡図です。

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No title

やりましたね。
目的以外にもいろいろと出会いがあって素晴らしい一日となって何よりです。
クロちゃん、山登り2回目に変なおんつぁんと会ってとんだ災難でしたね。(笑)これに懲りずに宮城の山にきてね。

No title

この間はどうもありがとうございました(^O^)色々な話が出来てとても楽しかったです♪また会う機会があればいいですね♪因みに次の日の栗駒は風がすごく強く寒くて死にそうでございました・・・・・

No title

旗坂の北丸松保沢には昔は黒高ルートが存在して、大きな滝には番線が取り付けられていたそうですから、保野川に沿って修験の道が存在した可能性はありますよ。
なぐさめの滝は今回の二つの滝のどちらかに間違いはないようですね。
夏の沢登りは涼しげでいいですね。でも沢シューズが必要な沢でしたね。

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morinoさん
ようやく通過することができました。
サプライズ付きで思い出の一日です。
クロちゃんは若者、ぴったりついてかなりの自信を持ったでしょう。でも、山は甘くみないでね。
災難を転じて福となすだね。(^_^;)(笑)

No title

八州 さん
こちらこそ、仕事の邪魔をしてすみませんでした。(^O^)測量屋さんと山頂で会うのがまずありませんからね。
私らのための三角点を可愛がっていただき有り難うございます。
栗駒は大変でしたね。今度は栗駒荘の露天風呂に入ってください。皆さんによろしくお伝えください。

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SONE さん
北丸松保沢は今も沢屋さんが歩いていますね。
黒高ルートも行きたいと思っていました。
保野川沿いの修験の道もワクワク(^^)
なぐさめの滝は最初の滝でしょうか。
夏の沢登り、もう少しやりたいね。

No title

いろいろ出会いがありますね〜やっぱり人徳でしょうか。それとも寂しがり屋?
沢靴買う予定はとりあえずないのですが(その前に擦り切れた登山靴買い換えないと)、沢遊びは少し興味あり^^

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k4 さん
いやいや、人恋しくてね。(^o^)
沢靴はまだ1回しか使っていません。
沢遊びは、足に浸った沢水が最高ですよ。
今回はスパ長に穴が開いていて逆流す。(>_<)

No title

山での出会い、良いですね~。
クロちゃん、カメラドボンだったのですかっ(>_<)

昨年、沢のキレイさに感動しました。
今年は行けるかな(^_^)

No title

ナカシィさん
山では、「変な浜おんつぁん」が声かけても大丈夫なんですねぇ~。(^^)
カメラは冷蔵庫で乾燥中だそうです。
沢は沢やか沢ディなのですね。(^_^)

No title

実に惜しかったです。
でも、お会いできても我々は超ヘロヘロでして、失礼だったかも(笑)。
船形山が1499Mになったら悲しいです。
やはりヨコの所はヨロシクですね。
さて、次はどこに向かわれるのでしょう。

No title

utinopetika2 さん
おはようございます。
段々と近づいてきましたね。(^o^)
船形山が1500.2mが際どいですね。
有名な山なら調整するみたいですが、200名山だから?
やはり1500mでよろしくです点の記の八州さん。(願)
神出鬼没の我の山行きは出発の朝に決定が多いのですよ。今回は、そのとおりでした。
昨日は岩手のお山になりましたですが…。(^^)/~~~

No title

お疲れさまです♪

船形山の地震前の高さは1500.34メートルでした。

一度標高の改訂してるみたいですね。

34センチはさすがに下がらないと思いますので(^O^)

10月の下旬から11月の上旬までお待ちを♪

No title

八州 さん
お早うございます。
その後は、どちらへお仕事ですかぁ~。
船形山、地震前1500.34メートルでしたか。
34センチは下がりませんか(^O^)
秋の決定を楽しみにしましょう♪
1500以下なら山頂嵩上げをしないとね。
有り難うございました。

No title

kさんも渡渉点から上のF1(2条)とF2どちらかがナグサメの滝だろうと言ってましたが、正確には???だそうです。

マロ7さんがたどった千本松山の西を通る以前の地形図にある点線コース(旧道)は明治時代に拓かれたようですが、一般コースとは言い難く一時期山止めとなったような期間があり、すたれてしまったため新たに千本松山の東側に登山道を拓いた、といった話でした。最近記憶力が衰えているのでだいぶはしょってしまったかも(笑)

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tom さん
おねだりコメントで有り難うございます。
kさんは渡渉点から上のF1(2条)とF2どちらかがナグサメの滝…。F2は旧道コースではないし、急激な滝だから私的にはF!がナグサメの滝かな。
旧道は明治時代に拓かれた、そうすると湯谷地には宿泊所があってここから三光の宮に参拝したのでしょうか。
F1からは小滝が沢山ありやはり、すたれてしまうでしょうね。
そうしますと、32枚目の画像の石碑は明治22年でしょうからこの時期が繁盛記だったのでしょうか。
今度は石碑の在処ですねぇ。
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