南蔵王・「幻の3沼」を辿る幻のオジ山道中!(^^)!
【日 程】2012年10月14日(日) 【天 候】快晴
【山 域】 南蔵王西斜面・幻の沼
【行 程】 7:20ライザスキー場付近・林道入り口~8:20横川堰~9:30第一沼~10:05第二沼~10:35第三沼11:20~遡上藪漕ぎ~12:30崖群下12:45~藪漕ぎ~14:25芝草平北側~杉ヶ峰~14:35前山~15:20避難小屋~15:40刈田峠~15:45刈田駐車場
【メンバー】 (チーム蔵王の秘境探索project)ナマステ隊長、加藤幹事長、後○さん、田○さん、マロ7 計5名
【幻ノ沼とは】
南蔵王・芝草平の西側に位置する、3カ所からなる沼を指します。
地図上1300m台に均等に並んでおりますがルートもなく、原生林の中の静寂境にある沼をナマステ隊長が〔幻ノ沼〕と名付けています。
ナマステ隊長曰く…南蔵王の秘境と呼ぶ、幻の沼に踏み込んで5年、テーマの一つとして、探索(幻ノ沼~岩峰群~天狗平~杉ケ峰、)」そんな男のロマンは、未知の危険と深い藪との格闘だそうです。(^O^)
自宅を4時半に出て浜街道を進むと東側が焼け、村田に出ますと蔵王の山並みが焼けているのが分かります。

【山 域】 南蔵王西斜面・幻の沼
【行 程】 7:20ライザスキー場付近・林道入り口~8:20横川堰~9:30第一沼~10:05第二沼~10:35第三沼11:20~遡上藪漕ぎ~12:30崖群下12:45~藪漕ぎ~14:25芝草平北側~杉ヶ峰~14:35前山~15:20避難小屋~15:40刈田峠~15:45刈田駐車場
【メンバー】 (チーム蔵王の秘境探索project)ナマステ隊長、加藤幹事長、後○さん、田○さん、マロ7 計5名
【幻ノ沼とは】
南蔵王・芝草平の西側に位置する、3カ所からなる沼を指します。
地図上1300m台に均等に並んでおりますがルートもなく、原生林の中の静寂境にある沼をナマステ隊長が〔幻ノ沼〕と名付けています。
ナマステ隊長曰く…南蔵王の秘境と呼ぶ、幻の沼に踏み込んで5年、テーマの一つとして、探索(幻ノ沼~岩峰群~天狗平~杉ケ峰、)」そんな男のロマンは、未知の危険と深い藪との格闘だそうです。(^O^)
自宅を4時半に出て浜街道を進むと東側が焼け、村田に出ますと蔵王の山並みが焼けているのが分かります。

田んぼは刈り取りを終えて、ひこばえが緑の絨毯を作っていました。
6時半に遠刈田に集合、刈田峠駐車場にデポ車を置いて、林道から出発です。
今日は残念なことにデポ車となったマロ7号にカメラを忘れてしまいました。
画像が荒いのは携帯電話カメラ、良いところはカトカンさんからいただいた画像ですの。(-_-)/~~~

8/25仙台神室の小松倉沢を皮切りに、 9/2焼石岳フロ沢、9/9蔵王丸山沢とご一緒させていただいたナマステさんの企画で、今回も志願参加です。!(^^)!
ナマステさんのブログは以前から見させていただいており、破線ルートやマニアックなルートは興味津々でありました。今夏より沢登りを始めたきっかけで5回のうち3回もご一緒することができまして、いぶし銀のナマステさんと行動をともにすることができました。

今日のテーマは横川堰と幻の3沼、できれば天狗平までいければ最高すか…。

横川堰を通過…。

【横川堰の説明】宮城県七ヶ宿町にある横川堰横川から取水され県境を越えたあとに萱平川に放流される延長3kmの山腹水路である。寛政6年に開発の記録が見られるようですが幾多の多難を乗り越えて明治14年に開削完了し通水をみたそうである。ここでも、小山田新道で登場しました山形県令三島通庸と宮城県令の松平直正が山形の某所で2泊の会議をもって山形県側の水利権を確認したとなっている。昔では分水嶺が境でそれぞれの領地に水を流すのでしょうが、先人たちは領地の境を越えて協力しあったのですね。でも、いまだに蔵王の一部である県境が定まっていないのはなぜか不思議な感じがしてなりません。
いつかは、終戦の3月にこの台地に衝突したB-29の残骸とも会いたいという気持ちも湧いてきました。
横川堰からはルート不明、藪となります。
サルナシを発見、改良種がキウイフルーツだそうで、ビタミンCはレモンの6倍も含まれてるそうですよ。(^o^)

木の葉も色着きこれからが秋本番でありましょう。
途中、背負カゴのお二人さんを追い越します…。(^^;)まだ空でした。
小枝を掴みながら急登っていくと、「あったどー」、という声が聞こえました。
見事なブナハリタケが2本のブナの木にびっしりと張り付いていた。
ナマステさんは珍しくないということですが、我はこれからの急登のことも考えず無心に摘み、ザックをパンパンにしてしまいました。!(^^)!
こんなに採ったのは初めて、肩にはリュックの重さがズシリと食い込みこれからの登りを苦労するのですなぁ~。

幻の第1沼に到着。直経は70~80mくらいだろうか。
ここは清流となって川が流れバイカモが揺れ動いている。東側には紅葉となった崖、そしてあの向こうは南縦走路へと続く。私はスパ長ですが沢靴のお二人は足が冷たいと叫んでいました。

ここから第2沼までは沢を遡上する。小枝のなかに出始めたムキタケを見つけた。(^^)ソロソロ

幻の第2沼に到着。静粛な森の中に眠る妖精でも出てきそうな、神秘的な沼で直経は40mくらいだろうか。

ナマステさん曰く、先人の記述では、〔目の無い魚が棲む〕とか〔二枚貝〕棲む、とも言われてる謎の沼。
水源は底から湧きあがってる感じを受けました。ここから藪は厳しくなる。

幻の第3沼に到着。
一番大きい沼であるが半分はカススゲという枯草で覆われている。
将来は谷地となって裸地化するのであろうか。カトカンさん、底なしにはまり長靴の上から水が入ったようだ。
画像は、チーム(蔵王の秘境探索project)メンバーです。(笑)

中央の右手の沢を直登することとしたが要塞のような岩壁が立ちはだかっています。

ここで一足早いお昼とする。田○さんから秋の果樹3点セット(梨、柿、リンゴ)を御馳走となる。(^^;)ウマイ

沢を遡上すれば確かだろうという判断で進む。途中、マイタケの匂いを後○さんと嗅いだので、ゲットしようとみんなでくまなく探したが駄目だった。
沢は枯れ沢であり倒木がありながらも先頭のカトカンさんが切り開いていく。まっすぐな沢筋なので高度がグングンと稼げる。

振り返れば、西吾妻、飯豊、朝日と…展望できる。

幻の第3沼も俯瞰できたので、(^_^)バンザイ。

マロ7の十字懸垂は…リーチがなく体重オーバーで完成できず。(>_<)

ガサ藪をかき分け、急沢を遡行するとモアイ像…いや月山の東補陀落のような攀じ登り難関とみていたガレ場に到達。ここは聖域、いや蔵王の聖域と思えるほどの神秘的なところに感じました。

ここは、田○さんが先行、30mロープを確保してゴボウで登ります。
ガレ場を登り終えての秋色と幻の沼が見えて感無量、ナマステさんは5年間、あたためてた想像の景観に出会ったそうで、1回目のマロ7は幸運でございます。(^_^)



さあ、予期していたとはいえこれも猛烈な藪漕ぎに疲労困憊、スパ長が何回も脱げました。先頭を行くカトカンさんは藪を見事に振り分けて進みますが、なかなか追いつけません。
途中で読図しましたら、予定の天狗平に進めなくなり、このまま芝草平方面へ進みます。

1時間してようやく草紅葉の場所に到着して一休みです。

杉ヶ峰からの南蔵王縦走路に出るのにまたも藪、20分で懐かしい縦走路に出て皆さん恵比須顔になりました。今日はヘッデンを覚悟してきたのですが、明るいうちに到着できそうです。

杉ヶ峰にて…。(^^)/~~~ヤリマシタ

前山を過ぎて少し寄り道、帰路の予定となった天狗平(ガサ藪でルート外す)を確認、なかなか良さげな雰囲気です。田○さんは30年前に前山の西面にあった登山道を通過していることです。

刈田避難小屋を確認して刈田峠駐車場に到着です。満車であった駐車場も数台だけとなりましたが、お釜へ通じるハイラインは先ほどまで数珠つなぎでした。

沢歩きをはじめて、ナマステさんとお会いできたお陰で仲間に入れていただきました。
蔵王の登山コースは殆ど歩いているようですが、①紅葉台~猫鼻②前烏帽子コースから秋山沢③蔵王ダムから追分を残す前に、とっておきの御秘所を辿ることができました。ここはいろんなバリエーションが出来るそうですのでこの次も是非、参加させてください。
皆さん、有難うございました。
ルート図、今回は割愛させていただきますのでご了承ください。
それで、S50国土地理院発行のカット部分です。
赤ルートは杉ヶ峰から、青は芝草平からはともに横川林道に通じるルートですが、すでに廃道となり藪となっています。この山域には益々、興味津々となりました。

マロⅡはキノコをみて鑑識中です。ようやく冷蔵可能ですど。(^O^)

今回、用意しました道具。
これまで、岩稜登るときにはプルジック結びで自己確保をしていました。
でも、この前の焼石岳のフロ沢で、アセンダーを使わせていただいた時にはこれは抜群と評価…。
やっぱり準備しないとねって、夕方に仙台市内まで買いに。
カラビナと小綱を加えてこれで準備完了でしたが、未使用となりました。

※ アセンダー【ascender】
登山やクライミングで使用する器具の一つ。
ロープを垂直に登っていく際に使う。ロープを通すと上にずらすことはできるが、下方向にはロックがかかり、ロープを止める。
6時半に遠刈田に集合、刈田峠駐車場にデポ車を置いて、林道から出発です。
今日は残念なことにデポ車となったマロ7号にカメラを忘れてしまいました。
画像が荒いのは携帯電話カメラ、良いところはカトカンさんからいただいた画像ですの。(-_-)/~~~

8/25仙台神室の小松倉沢を皮切りに、 9/2焼石岳フロ沢、9/9蔵王丸山沢とご一緒させていただいたナマステさんの企画で、今回も志願参加です。!(^^)!
ナマステさんのブログは以前から見させていただいており、破線ルートやマニアックなルートは興味津々でありました。今夏より沢登りを始めたきっかけで5回のうち3回もご一緒することができまして、いぶし銀のナマステさんと行動をともにすることができました。

今日のテーマは横川堰と幻の3沼、できれば天狗平までいければ最高すか…。

横川堰を通過…。

【横川堰の説明】宮城県七ヶ宿町にある横川堰横川から取水され県境を越えたあとに萱平川に放流される延長3kmの山腹水路である。寛政6年に開発の記録が見られるようですが幾多の多難を乗り越えて明治14年に開削完了し通水をみたそうである。ここでも、小山田新道で登場しました山形県令三島通庸と宮城県令の松平直正が山形の某所で2泊の会議をもって山形県側の水利権を確認したとなっている。昔では分水嶺が境でそれぞれの領地に水を流すのでしょうが、先人たちは領地の境を越えて協力しあったのですね。でも、いまだに蔵王の一部である県境が定まっていないのはなぜか不思議な感じがしてなりません。
いつかは、終戦の3月にこの台地に衝突したB-29の残骸とも会いたいという気持ちも湧いてきました。
横川堰からはルート不明、藪となります。
サルナシを発見、改良種がキウイフルーツだそうで、ビタミンCはレモンの6倍も含まれてるそうですよ。(^o^)

木の葉も色着きこれからが秋本番でありましょう。
途中、背負カゴのお二人さんを追い越します…。(^^;)まだ空でした。

小枝を掴みながら急登っていくと、「あったどー」、という声が聞こえました。
見事なブナハリタケが2本のブナの木にびっしりと張り付いていた。
ナマステさんは珍しくないということですが、我はこれからの急登のことも考えず無心に摘み、ザックをパンパンにしてしまいました。!(^^)!
こんなに採ったのは初めて、肩にはリュックの重さがズシリと食い込みこれからの登りを苦労するのですなぁ~。

幻の第1沼に到着。直経は70~80mくらいだろうか。
ここは清流となって川が流れバイカモが揺れ動いている。東側には紅葉となった崖、そしてあの向こうは南縦走路へと続く。私はスパ長ですが沢靴のお二人は足が冷たいと叫んでいました。

ここから第2沼までは沢を遡上する。小枝のなかに出始めたムキタケを見つけた。(^^)ソロソロ

幻の第2沼に到着。静粛な森の中に眠る妖精でも出てきそうな、神秘的な沼で直経は40mくらいだろうか。

ナマステさん曰く、先人の記述では、〔目の無い魚が棲む〕とか〔二枚貝〕棲む、とも言われてる謎の沼。
水源は底から湧きあがってる感じを受けました。ここから藪は厳しくなる。

幻の第3沼に到着。
一番大きい沼であるが半分はカススゲという枯草で覆われている。
将来は谷地となって裸地化するのであろうか。カトカンさん、底なしにはまり長靴の上から水が入ったようだ。
画像は、チーム(蔵王の秘境探索project)メンバーです。(笑)

中央の右手の沢を直登することとしたが要塞のような岩壁が立ちはだかっています。

ここで一足早いお昼とする。田○さんから秋の果樹3点セット(梨、柿、リンゴ)を御馳走となる。(^^;)ウマイ

沢を遡上すれば確かだろうという判断で進む。途中、マイタケの匂いを後○さんと嗅いだので、ゲットしようとみんなでくまなく探したが駄目だった。
沢は枯れ沢であり倒木がありながらも先頭のカトカンさんが切り開いていく。まっすぐな沢筋なので高度がグングンと稼げる。

振り返れば、西吾妻、飯豊、朝日と…展望できる。

幻の第3沼も俯瞰できたので、(^_^)バンザイ。

マロ7の十字懸垂は…リーチがなく体重オーバーで完成できず。(>_<)

ガサ藪をかき分け、急沢を遡行するとモアイ像…いや月山の東補陀落のような攀じ登り難関とみていたガレ場に到達。ここは聖域、いや蔵王の聖域と思えるほどの神秘的なところに感じました。

ここは、田○さんが先行、30mロープを確保してゴボウで登ります。
ガレ場を登り終えての秋色と幻の沼が見えて感無量、ナマステさんは5年間、あたためてた想像の景観に出会ったそうで、1回目のマロ7は幸運でございます。(^_^)



さあ、予期していたとはいえこれも猛烈な藪漕ぎに疲労困憊、スパ長が何回も脱げました。先頭を行くカトカンさんは藪を見事に振り分けて進みますが、なかなか追いつけません。
途中で読図しましたら、予定の天狗平に進めなくなり、このまま芝草平方面へ進みます。

1時間してようやく草紅葉の場所に到着して一休みです。

杉ヶ峰からの南蔵王縦走路に出るのにまたも藪、20分で懐かしい縦走路に出て皆さん恵比須顔になりました。今日はヘッデンを覚悟してきたのですが、明るいうちに到着できそうです。

杉ヶ峰にて…。(^^)/~~~ヤリマシタ

前山を過ぎて少し寄り道、帰路の予定となった天狗平(ガサ藪でルート外す)を確認、なかなか良さげな雰囲気です。田○さんは30年前に前山の西面にあった登山道を通過していることです。

刈田避難小屋を確認して刈田峠駐車場に到着です。満車であった駐車場も数台だけとなりましたが、お釜へ通じるハイラインは先ほどまで数珠つなぎでした。

沢歩きをはじめて、ナマステさんとお会いできたお陰で仲間に入れていただきました。
蔵王の登山コースは殆ど歩いているようですが、①紅葉台~猫鼻②前烏帽子コースから秋山沢③蔵王ダムから追分を残す前に、とっておきの御秘所を辿ることができました。ここはいろんなバリエーションが出来るそうですのでこの次も是非、参加させてください。
皆さん、有難うございました。
ルート図、今回は割愛させていただきますのでご了承ください。
それで、S50国土地理院発行のカット部分です。
赤ルートは杉ヶ峰から、青は芝草平からはともに横川林道に通じるルートですが、すでに廃道となり藪となっています。この山域には益々、興味津々となりました。

マロⅡはキノコをみて鑑識中です。ようやく冷蔵可能ですど。(^O^)

今回、用意しました道具。
これまで、岩稜登るときにはプルジック結びで自己確保をしていました。
でも、この前の焼石岳のフロ沢で、アセンダーを使わせていただいた時にはこれは抜群と評価…。
やっぱり準備しないとねって、夕方に仙台市内まで買いに。
カラビナと小綱を加えてこれで準備完了でしたが、未使用となりました。

※ アセンダー【ascender】
登山やクライミングで使用する器具の一つ。
ロープを垂直に登っていく際に使う。ロープを通すと上にずらすことはできるが、下方向にはロックがかかり、ロープを止める。