氾濫源から長倉尾根へ周回

【日  程】2015年10月18日(日)  【天 候】晴
【場  所】 荒川支流の長倉沢
【行  程】 9:35P~10:40氾濫源~11:00大倉山分岐~12:00名無しの滝~高巻き~長倉沢~13:50・1007峰~長倉尾根~14:00熊の平~14:35水源~15:15北泉分岐~16:05種沢林道分岐~16:20・P
【メンバー】おっ家内、マロ7   計2名

長倉尾根の「水源」と「熊の平」の命名について記載しております。

昨日の七ヶ宿の沢に続き、これも懸案だったコース行って来ました。。
氾濫源の南西奥には滝があるという。地図を眺めると滝の記号はないが、遡上すれば長倉尾根に通じるだろう…か。
10月半ばを過ぎたのだから、「待て」をすれば来年になってしまう。
難所は、滝をどうするか…やはり高巻きだったが、昨日の技量、体力をはるかに超えてしまったおっ家内。
そして、沢からどう長倉尾根に辿るか…地図読みは大丈夫かな……。

北泉山腹はかなり落葉しましたね。
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通行止めの駐車地点から500m歩いて、縄文の森入り口から入る。ひとり山ガールが編入する。
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久しぶりの氾濫源の変貌に驚く。この前の豪雨でここはダム湖になったようだ。
元に戻るのはかなりの年月がかかるのでしょうか。
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来年は花ロードに復活できるのだろうか。氾濫源には若者二人が食事中だった。
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パノラマ。
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先行者がいた。キノコ採りのおじさんは84歳だという。大倉川の左岸をよじ登って行った。
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大倉山への取り付きの渡渉点で、ひとり山ガールとここでバイバイです。
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大倉川を遡上、思ったより水量があります。
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氾濫源の奥に、こんな雰囲気のいい沢でしたとは思ってもみませんでした。
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通り過ぎる秋を堪能しながら遡上します。
滑床の中に、樋状の小滝が連続して落ち込む渓相になり、おっ家内の機嫌も上々です。(笑)
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小ゴルジュが出てきてスパ長では不安になってきました。
沢靴に履き替えましたが、スパ長2足を背負うと重いですね。
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暑いなら水流突破もいいですが、少し高巻きしてロープ確保で降下します。
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二叉となり水量の多い右叉が本流で長倉沢となる。
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やがて…滝音がして名無しの滝(この時点で黒滝と思い込み)が見え隠れしてきた。
前衛の小滝を巻いて登ると滝が見える。標高850m付近のコンターラインが滝である。
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宮城の滝では吉田川、荒川の長倉沢と…滝の高さは記載されていない。
名無しの滝は北側に位置し見る視線は逆光だから黒く見えてしまう…だから黒滝と、勝手な思い込みをしてしまう。
落差10m程度だろうか、 滝の両岸は脆い岩場で私にはとても手が出ない。
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どうすんの…って、好きな高巻きだよと決定。
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しかし、昨日の高巻きとは違い今日は手ごわい。50mくらいは登るか。
スラブの上に堆積した土は崩れるし、登ったのにズルズルと滑るおっ家内。
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這いつくばる。
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滝の上部に出てバンザイ。
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まもなく右岸に支沢が現われた。時間があれば本流を進みたいところです。GPSで確認するとどうやら長倉尾根の標高点に辿れるようだ。
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生きのいいブナシメジがお出迎え。
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支沢は細くなり、覚悟していたヤブが待っていた。
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標高点に近くになると、作業道の名残が2本確認された。
大規模なブナ伐採はこんな奥地まで到達していたのを見て複雑な心境になる。
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予想どおり長倉尾根の登山道に出てまたもやバンザイ。
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そして「熊の平」到着。命名の由来は以下の内容である。
昭和25年仙台市の依頼で泉ヶ岳から三峰山まで連峰稜線を辿る縦走コース開発を担当した五百城幸治氏の記録から…。
8月17日午後から泉ヶ岳山頂からルート作りした一行は9月1日の朝、水源より西に向かい出発した。

笹は少しなくなって仕事がしやすくなり1キロあまりで平坦地から登り道となり、東側荒川支流(今回私らが遡上した支流か?)南側横川支流の分水嶺を坊主(三峰山)への方向を見定めて小憩すしていると、…突如大木根元の笹を掻き分けて大熊が現われた。20mくらいの距離か、誰かが熊だと指差して叫んだ。見ると大きな熊がこっちへ登ってくるではないか。4、5m離れていた隊員はすばやく一箇所に集まり鉈や鎌持つ手を上げ、「わぁつおおっ」と大声をあげたら、気づいた熊は一度頭をこちらを向けたが、飛ぶように体をひねりあげたと思ったら、そのまま笹を踏み越えるように南下へ逃げ去った。一瞬の緊張であった。そこで、ここを「熊の平」と命名した。
以上、泉ヶ岳~舟形山道路開発記より抜粋
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そして、「水源」到着。命名の由来は以下の内容である。
8月21日桑沼を眺める西南に着いたがまたもや霧深く見通しがつかなくなり、磁石と地図を頼りに方向を決め西へ西へと5、600m進んだころ、霧ますます濃く全身ずぶ濡れとなり焚き火をして昼食とした。この辺りはほとんど平坦な場所で山欅が主で径1m余の巨木ばかりの大森林だ。一時的か幾分霧が薄くなって坊主(三峰山)方向の分水嶺を西へと刈り進んだ2時5分右方向にかすかな水の音が聞こえた。
皆で水だ水だと叫びながら地竹敷を掻き分け小さな沢に駆け下りた。そこにこんこんと清水が沸き音を立てて流れているではないか昨日から探し求めた水、夢にまでみた水が今、眼の前にあった。4人思わず万歳万歳と鉈や鎌を持つ手を上げて叫んだ。
大戦中は時々万歳を叫んだが、この万歳は戦後初めての万歳であり誰が音頭をとるまでもなく人里ならぬ奥山大深山の中、突如と叫んだ万歳であったことをこの手記に特記する。この水源は吉田村大倉山西下の荒川支流のひとつだろうと思った。
山に登って5日目、コースよりわずかに右に寄った絶好の地に、水源地を発見したことは何にも増しての喜びであった。我々4人のみならず今後多くの愛好者にとっても天佑の水源地であった。一同涙を流して歓喜であったことを生涯忘れ得ないことだろう。この水源の上部は、見通す限りが平坦の大森林なので「大平水源地」と命名した。
以上、泉ヶ岳~舟形山道路開発記より抜粋
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水源で遅い昼食をとりダラダラの尾根を北泉方向に東進するが、眼はムキタケ探しで袋が膨らんでいく。
振り返れば、後白髭山と坊主岳(三峰山)が西日を浴びていた。
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大倉尾根からスズ沼。
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桑沼を俯瞰して。
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ひと月前の場所に行ったら、ナメコがまた生え出していた。
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大倉尾根の急勾配を下ると、おっ家内も万歳。
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なかなか私らには味のある沢歩きを兼ねた周回でした。
今度は、本流をまっすぐ進んでみたいですね。
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ルート図。
注意・ここは一般ルートではありません。
もちろん沢装備と読図が求められます。
黒滝



黒滝_R

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間違ってますよ(-_-;)

おはようございます。
写真の黒滝を見て、以前見た滝とは違うと思っておりましたが、GPSを見てマロ7さんが黒滝を誤認されていたのが分かりました。
黒滝は水源を源とする大倉沢の下部にある滝でして、長倉尾根の標高点に遡行できるはずもなく、最初の小さな二俣を左に入り、少し登ったところにあるのが黒滝です。
私は2010年に現地に行っていますが、高巻きもかなり難しい滝と感じました。その記事は→http://yama-sone.at.webry.info/201007/article_7.html

尚、マロ7さん同様に間違って長倉沢を遡行してしまった方の記事はコチラです→http://www.uranus.dti.ne.jp/~masaya/yama38.html

名無しの滝

SONEさん 今晩はー。
SONEさんの黒滝を見て、私らのが見た黒滝もどきは形状が違いますね。 
本物の黒滝は大倉沢、私らは大倉沢を遡上してませんから、この滝は「名無しの滝」でしょうか。
黒滝も名無しの滝も同じ標高にあったから早とちりしましたね。
有難うございました。

No title

こんばんは。
氾濫原が荒れてしまい残念です。
行きたい場所は「来年にとっておこう~」
なんて先延ばしせず、
行けるときに行っておこうと思いました。

おっ家内さん、すっかり沢ガールですね!

氾濫するおっ家内

ナカシィさんも
アッチコッチ東奔西走ですね。
こんばんは、でぇ~す。
あの洪水をもたらした豪雨ですが、なんとか氾濫原が頑張ってくれてあれで済んだのかと、ダム湖的な役割をしてくれました。
行きたい場所は、今年はもう2ヶ月すこしですね。
おっ家内、すっかり「姥沢我~流」なんだね!

大倉沢いいっすよね

それにしても長倉沢の滝の高巻き厳しかったことでしょう。
僕らはザイルで確保した上で高巻きしたものです。おっ家内さんもスゲーっす!
6月初めナメの両岸はシロヤシオやムラサキヤシオの落花が敷きつめられて、昼メシ食べに行くには最高のロケーションですよ。

黒滝は地形図を良く見れば弱点がわかり、危険なく巻くことができます。
大倉沢を登り水源に出て長倉沢を下降するって周回も良いのではないでしょうか。

長倉沢

チバさん
長倉沢の滝の高巻きは途中からロープ確保して対処しました。
次回からは最初から対応ですね。
ナメの両岸のシロヤシオやムラサキヤシオの落花、創造するだけでワクワクですね。
黒滝、遡行できたら長倉沢を下降もいいですね。
体力と相談しますね。

No title

良い感じの沢ですね(途中までですけど ^^;)
来年行くときは声かけてくださいね。

白鳥がやってきた

morimnoさん
氾濫源の奥にも御秘所がありましたよ。
高巻きと藪漕ぎがしんどいですね。 ^^;)
今度は黒滝を目指します。
プロフィール

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やんちゃ姫のマロ子とお山を歩きます。(^o^)

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