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関山峰渡り…2018

2018関山峰渡・関山街道フォーラム探訪会
【日  程】2018年4月30日(日) 
【天 候】晴   
【行  程】 関山P~坂下番所跡~~峰渡り交差点~旧関山隧道~戻る~峰渡尾根~やらい張り所~関山・大峠~羽前の国展望所~いつぷく平~永晶橋P
【メンバー】 「関山街道フーラム探訪会…  名

明治15年に開通した関山隧道(宮城側)と明治初期まで「峰渡り」と呼ばれた古道の探索に今年も参加しました。
作並温泉の岩松旅館に集合して一路、関山トンネル・宮城側旧道入口に向かいます。
毎年一般募集されます探訪会が、超人気のようで当選の確立は3割、初回で参加の方もいれば何回応募しても当たらない方もいます。これも抽選の宿命でしょうか。
出発前のマロ子は、連れていかれないと思ったのか不機嫌かな。
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歴史探訪「関山街道を辿ります。
西道と呼ばれるこの街道は、仙台からみると笹谷・二口・関山がありました。
仙台城の 手に迫る重要路線であるのにもかかわらず、安永3年(1774)244年前風土記御用書き出しによれば作並村、熊ヶ根村、上愛子村家臣団の配置が少ないと記されています。これは、軍馬を動かすのに急峻な関山であることが裏づけされます。
明治期は羽前街道とも呼ばれ、古くは天正年間…(1580年代)天童城主が最上義光の攻略を受けて関山を越えて愛子に落ち延びる記録があるようです。

矢尽と北面白山。夕方は上り線が混雑のようだ。
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作並温泉の岩松旅館で受付、ミーティングして一般参加者はマイクロバスに乗車。
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私ら2台は山形側にデポします。寒風山に向かう2台がトンネル入り口にありました。
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坂下で合流、あとから追いつきます。
民間信仰の道でもあった、峰渡りの道は「表口湯殿山道中記」愛子村吉之助ほか5名参拝記録によれば、1847(嘉永元年)7/24~8/4まで12日間かけて出羽三山へ参拝したようです。
作並御番所検断 御役代  一人13文、坂ノ下御番所検断 御役代  一人3文、山形の小屋原まで一里半(実測一里)の江戸期の道です。
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坂下御番所跡。
関山隧道開鑿受難之地と刻まれています。昭和4年(1929)50年忌を機会に発願、関山養泉寺住職「中里泰雄」が浄財を募ったそうです。
不正形5角柱 高さ2.8m 幅15~30cm、正面 関山街道開鑿受難之地と」記されています。
子爵 三島通陽(ミチハル)書ですが、彼は、日本ボーイスカウトの父です。
裏面は 明治13年7/21爆死せる23名の街道受難者50年忌に各方面の賛助を得て浄財の喜捨を広く十方仰ぎ建立す 
 発願者 中里泰雄 協賛会 高崎村 今野久一

山形側は乱川の大滝不動 滝見ドライブインに大正15年に関山新道開鑿受難の碑があります。
明治13年7/21(1880)今から138年前のこと…
23名の受難者のなかに身篭っていた28歳の大江さださんがいた。休憩していた方のタバコの火により岩石爆破用火薬40箱に次々に引火爆発したといいます。
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早速の急登、ロープが頼り、高差80mを登ると旧道と峰渡りの交差部へつながります。
初めての方は、この急登が応えたでしょうね。
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峰渡り交差部で、1班リーダー浅井さんの説明。
ここは崩落がありますので登らず100m西側にアルミ梯子がありますのでご利用ください。
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そして、ほぼ水平道を隧道に向かい西へ進みます。
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途中に、昨年まではなかった表示。
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やがて、800mにも満たない羽山脈の背骨が近づいてきました。関山隧道の真上はかなりのヤセ尾根です。
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隧道前の笹薮が刈られていますよ。
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2班リーダーから、隧道と道路のはなし、3班リーダーは「関山の怪」のはなし(笑)
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関山隧道での集合写真。
関山隧道は、明治13年着工(1880)、2年後の明治15年完成(1882)しています。
薩摩藩出身で、山形県令の三島通庸(ミチツネ1835~1888 53才)は、福井藩出身の宮城県令、 松平正直と手を組み?      
東北開発の拠点である日本最初の近代港建設の野蒜築港(明治17台風で壊滅)に連動させる関山道路を造りました。
日本地図を上からみますと、太平洋と日本海を結ぶ一番短い距離であることがわかります。
昭和43年に新関山トンネルが開通しましたがこの間、山形と宮城を結ぶ基幹道路でありました。
ドイツに留学した三島通庸は学んだ土木技術を駆使して関山道路開通を駆使したようです。
掘削道がノミ、シャベル、ツルハシなどの工具が主とされ、労働者のなかには受刑者も動員されたといいます。
明治2年塩釜横浜間に汽船航路開設し、日本海周りの物流が太平洋側から入るようになりました。
三島は福島にいた内務卿伊藤博文を訪れて談判、6万9420円の全額を国費で出させたといいます。
多いときは1日千人も通過、した関山隧道、冬場は囚人たちにより雪ふみもなされ、隧道脇には宿屋もできた。
この関山に自動車通過するのは大正15(1926)、昭和3年(1928)に天童、仙台間に遊覧バスが走ります。
明治15年  (1882)長284・幅5・高4mにできた道は自動車の出現により、昭和12年7月(1937)長298・幅6・高4m
初期道路の拡張自動車道の誕生します。
岩松旅館でで316m標高は大峠で500mあがり800mとなりますが、関山隧道は  mです。
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一旦戻り、交差部手前の梯子を登って峰へ行きます。
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10日前とは葉が生い茂り、花が咲き始めました。
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樹齢数百年の「大ぶな」。
仙台領遠見記には「坂の下より峠までは登りなりこの中ほどにおおぶなという所ありぶなの木数本あり」と、記されています。
ぶなの寿命は300年…この仙台領遠見記は今から300年前に書かれた。と、いうことは、すでにこの「大ぶな」があったと、思います。
一説には700年も越すぶながあるというのですから、この大ブナは、仙台領遠見記で記されるものと同一と思われます。
幹周り6.55m 直径2.33m、堂々とした「大ぶな」です。

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南側の稜線は面白山まで続く。
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今回は山頂へ直登せず南側へ迂回、藪歩きは解消ですよ。
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やらい張り所は新しい探訪ヶ所になりました。
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そして、刈り払いされた笹薮を登り山頂を目指します。
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山頂でお昼は輪になって、旬が回ってきましたよ。ゴッツオウサマ∠( ^ o ^ ┐)┐ ヨォ…
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長閑な光景でした。
さて、山形の北村山郡誌によれば万治3年2代藩主伊達忠宗(宇和島藩主の弟)は、坂下より日向山に道路を開き小屋原に通ぜり
仙台藩にては坂下に番所を設け、山形領には長坂に番所を設けて旅人を検せりと記されています。
また、鎌倉時代初期に存在する関山は、源頼朝の奥州藤原征伐で活躍した大江氏は元久年間(1204~1206)に寒河江の地頭として入部し関山に屯所をおいたと、記されています。
ここで、山頂名ですが、関山という山名はありません。これまで、登米伊達家文書では「大峠」と記されており、山形では前延のとおり「日向山」と記されています。
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山頂で地図を広がるお方…みれば私の山歩きに近似している。踏む踏む…フムフム
何と、ときおりコメントをいただくピンピンコロリさんでした。ついに会えましたね。それも同じ班で。
以前、登神山でお会いした方は別人だったようです。
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1班が先行撮影。
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1班が撮影したら2班も…。
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んで、3班もね。記念写真。楽しいひと時でした。
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関山の集落を見ながらくだります。以前、ここは凄い藪でしたが、見違えるようになりました。
「羽前の国展望所」、葉山と月山が見えました。
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真紅のイワウチワは消えました。開花前のマイヅルソウを見ながら降下です。
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乱川を渡渉、ボッチャンしたかたはいなかったが、広瀬川にボチャンした方がいたとか??
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みんな笑顔で達成感。
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岩松旅館に戻り、コーヒーと団子で話に花が咲き、そして名物の露天風呂に入って帰路につきました。
さてさて、「関山峠の怪」に触れておきましょうか。
当時の地元新聞(河北)のトピックス欄に女を乗せてふと見たらいなくなっていた事例が多々ありました。。
平成24年に発行されました「宮城地区雑記控」にも幽霊の話が掲載されています。
今を遡ること50年…私はS43年7月に自転車で酒田から太平洋沿岸の自宅までこの隧道を通っています。
照明はなく真っ暗、凸凹な道、上からしたたり落ちる水滴は背中を食いつく?そして通過の車もなかったので不気味でありました。

そして史実として1963.9(昭和38)の日曜日、トンネルを出て山形側で乗用車の転落があったようです。
行楽途中のS市の家族5名は全員即死(ドライブに行かなかった妹だけが一人残される)、100mを下った沢に原型をとどめない乗用車がありました。
しばらくして、トンネル内に幽霊話がもちあがります。
人が立って、車に乗せてくれ…しばらく運転…誰も乗せていない。…そんな複数の話が巷であがりましたが、いつしか県道は、新トンネル開通で昭和40年代後半には隧道も鉄材で強固に閉鎖され噂も消えたようですが、いまだにネット上では心霊スポットとして
クローズアップされています。

私は、この幽霊話を信じたくはないのですが…以外や以外。
先週金曜日に宮城テレビで峰渡りの整備作業が放映され、転落しているダットサンも映されました。…これを見ていた近所の同年代の友人は曰く、若い頃(S50頃以前でしょうか)新道トンネルのところで親子の幽霊を見た…それも、乗車している3人で見て、顔を見合わせて…異口同音で…幽霊だよな…ってなったようです。
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新道の開通により、仙台山形間は40分短縮され1時間半でいける。東日本大震災には大動脈となり、宮城県民はおおいに助けられました。

話は代わりますが、さくらんぼ食べに行ってけさいん。
昨年と今年と2回同行しました、花輪農園さんのチラシです。
甘くて美味しいさくらんぼです。
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記事は有りませんが

あれだけ雪が積まれて関山旧道山形県側何て侵入できたのでしょうか?今年は当分あの雪山では無理でしょう!

関山峰渡り2018

本日は、とても充実した時間を過ごすことができました。事前に準備いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。これからも楽しんで、色々な催し物に参加したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

雪融けが早いね

羽前の国の旧車狂 さん
あれだけの雪って…残雪はこの冬の雪投げ捨て場だったようです。
10日間でかなり融けましたね。
いつも残雪があるのに、山頂にはありませんでした。

1000座がんばれ

1000座制覇 さん
いい天気で、皆さんが喜んでもらえますと、ボランテァの私どもは嬉しいもんです。毎年、少しずつ変えていくと10年で様変わり。
是非、ブログ開設して千座を披露してくださいな。

お疲れ様でした

峰渡りのボラ、お疲れ様でした。
随分整備されましたね。
この日は暑くて大変だったのではないでしょうか?
湯殿から熱中症を心配していましたよ((^^;)

No title

五年めにして、念願の峰渡山形県側までまで歩けました。以前峠付近までは行つたことがありますが、峰渡がここ
数年毎年行われているので、関係者各位の登山道の管理・整備には感謝しております。それとマロ7さんに御会いできたので、良かったです。私も48号沿線の山々を歩いているのでいつか山中でお逢いするかも⁇

No title

モリノさん   湯殿は天気が良くて最高でしたね。峰渡りも人気スポットになってきたようです。連休も後半、沈殿中だよ。

No title

ピンピンコロリさん   何と峰渡りでお会いできるては、ビックリ山でした。どこかのお山、近場の後秘所ありましたら連れて行ってくださいませ。

No title

この日の朝、関山街道を車で通過しました。
最高の天気に恵まれて、参加された皆さまも大喜びだったでしょうね。
昨日も関山街道を走行しましたが、シロヤシオが車窓から満開に見えました。
峯渡りのコース上では咲いていますかね?

No title

SONEさん
この日は天気も良く最高でしたな。
初参加の方が大半ですから、歴史と山の味を楽しんだと思います。
シロヤシオは山形側が早いようで宮城側は蕾かな。
昔人も花を見ながら登ったのかと…それどころではなかったかな。

当日は色々とありがとうございました。
後ろからマロさんの声がビンビン響いてきて楽しかったです(笑)
その後の予定していた山行は、朝の激しい雷雨に心打ち砕かれ中止となりました。
また来年挑戦したいと思います。
さくらんぼの紹介ありがとうございます。
マロさんもぜひ遊びに来てください(^^)

No title

花○さん
ことらこそ、ありがとうございました。
おっ、私の声が…適当、曖昧な話だったと思います。(笑)
何と、幻の○新道がその中止となってザンネン、アップを楽しみにしていましたよ。是非、挑戦なさってください。
さくらんぼの狩、孫連れて行きたいですね。(^^)
プロフィール

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Author:FC2USER696672BEO
「マロのページⅢ」ブログへようこそ!
やんちゃ姫のマロ子とお山を歩きます。(^o^)

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