FC2ブログ

年々歳々…「お山繁盛、デーグリデーグリ」

ゆく年くる年、令和元年が終わりを告げて新しい年が始まります。
神棚に燈明を灯してこの1年の感謝と、新しい年での健康と安泰を祈ります。
昨日、神棚を掃除しましたら裏面に400円の数字が残されていました。
簡素な造りの神棚ですが、貧乏な時代に家を求めての400円の負担はきつかったでしょう。
昭和23年、父が23歳で建てたこの家は72年経っていますが…隙間風は四方八方から流れてきます。
風通しがいい分、湿気が溜まらないからいいのかな、なんて自己弁護です。(笑)
そして直筆の祝詞も出てきました。(42年目の御開帳です)
DSCF1987_R_201912311812227e6.jpg

マロ子も同席ですが…肉がないことを知るや上機嫌ではありません。
神棚の下に祝詞をさげて今回は拝んでみましたが、なかなかすらすら読めるもんではない。
DSCF1984_R_20191231181220233.jpg


神様の食膳…ナメタガレイではありません。<安くなるまで待ちましょう。>
DSCF1982_R.jpg



昭和52年の暦の裏に書かれた祝詞は、父が書いたものだろうか…。
我が家には正月となると出羽三山の御法印さん(羽黒手向の神林坊)が泊まって集落を回り歩いた。
幼少の私は、御法印さんから紙のお金(100円札)をいただいて喜んだ。
爺さん、父は御法印さんと酒を交わしながらどんな話をしたのだろうか。
私だったら、東補陀落、西補陀落の話を尋ねただろう。
DSCF1981_R.jpg


●三語拝詞●
【祓詞】諸々(もろもろ)の罪穢(つみけがれ)祓ひ禊(みそ)ぎて清々(すがすが)し

【神詞】遠つ神笑み給へ稜威(いづ)の御霊(みたま)を幸(さきは)へ給へ

【賀詞】天津日嗣(あまつひつぎ)の栄え坐(ま)さむこと天地(あめつち)の共(むた)無窮(とこしへ)なるべし
DSCF1981 - コピー_R



●三山拝詞●
【月の御山の大神へ】
綾に綾に奇(くす)しく尊(たう)と月山神(つきのみやまのかみ)の御前を拝(をろが)み奉る

【出羽の大神へ】
綾に綾に奇しく尊と出羽神(いではのかみ)の御前を拝み奉る

【湯殿の御山の大神へ】
綾に綾に奇しく尊と湯殿山神(ゆどののみやまのかみ)の御前を拝み奉る

DSCF1985_R.jpg




先人から地区に伝わるそれぞれの講が時代の変化とはいえ消滅寸前であります。
<庚申講は昭和40年代半ば、お伊勢講、古峰講、山の神講、出羽三山講>が消えようとしている。
残るは塩釜講だけだそうで、一抹の寂しさも感じる。
交通機関ない昔の出羽三山参りは全行程<ここから陸路150㎞>が徒歩です。
関山峰渡りを越えたと思っていたら、殆どは愛子から秋保に出て二口峠を越えたそうで、大蔵村に出たのだろうか。
そして肘折温泉から念仏ケ原を経て月山山頂へ辿ったのかと思いを馳せます。
地区の言い伝えでは、自宅を出て5日目の朝8時半、三山詣りの人たちが月山の山頂でお詣りをするようの設定していたようです。
留守の人達もこの時刻までに前夜から合わせ3回の「デーグリデーグリ」が行なわれるように配慮し、隣近所の人達の応援を得て海辺で焚火をしながら各人が麦わらに火をつけて海に飛び込みます。
火のついた麦わらを大きく振り回しながら、「お山繁盛、デーグリデーグリ」を大声で叫んで繰り返し、朝の8時半に俵端に御幣束を立て母屋の一番高い所に立てて終わります。
※デーグリは水垢離(神仏に祈るときに水を浴びて清めること)を執ることを方言が訛って「大垢離・オオデーグリ」と言ったそうですね。
皆さん、本ブログに訪れていただき有難うございました。
また、新しい年もよろしくお願いいたします。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

FC2USER696672BEO

Author:FC2USER696672BEO
「マロのページⅢ」ブログへようこそ!
やんちゃ姫のマロ子とお山を歩きます。(^o^)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR