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幻の峰…と謎の道(その3)

【日  程】2020年4月16日(木)【天 候】晴
【山  域】小山田新道から大境周辺 
【行  程】横沢林道P・(集材機)~(屋根潰れマイクロバス)~杉林・ヤブ漕ぎ~小沢~小山田新道(水分)~大境分岐~大境~北沢(①10m無名滝)~北沢(②10m無名垂直滝)~小尾根(崩壊)~謎の道~大規模ガレ場(戻る)~謎の道(大境方面)~北沢(①10m無名滝)~大境(昼食)~小山田新道~水分~(戻る)
【メンバー】浅井さん、maro7  計2名
画像は2010.11/14大境に立ち歓喜のバンザイを行う宮城山形組の一行.この時、宮城側に道があることは誰も知るはずはない…。
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まず、行くにあたって「大境」看板を作った。
地図上の表記はないが、地元の方々は昔から呼んでいるとのこと。
さて、この場所に行ったら、また、新しい展開が広がるのだろうか。
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【前置き】さて、5日前に宮城県側を踏査して確かな手ごたえを感じた。
奥羽山脈の脊梁を横断する明治10年に作られた小山田新道。
猪野沢村の小山田正見(10代理兵衛)が私財を投じて新川村へ通じる私設道路小山田新道は完成するも、明治9年8月に山形に赴任した鬼県令三島通庸が作った関山道路が明治15年に開通して衰退の道をたどる。
昭和40年代頃までは地域の生活道路として使われていたようだ。
数年前、奥新川食堂にて80代の爺さんと喋ったのは、小さいころ親父に連れられて猪野沢村まで行ってきたという話を聞いた。おっ、子供ながら小山田新道を往復するとは凄いと感じていたが…帰宅して地図をみても相当の長い距離(30㎞弱)である。それから日にちが経過して浅井さんとお会いした時に、大境からの道があるという信じられない話だった。
でも、大境から新川までの抜け道があるとすればかなりの短縮になるはず。
しかし、あの険しい山稜を新川まで結ぶ道があるとは想像がつかない。



国道48号線から入り、砕石場の事務所へ一礼して進んでください。
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やがてY字路、左側は柳沢林道で終点から登れば(破線コース)小山田新道の稜線へ辿れる。
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途中、今までなかった表示板がありました。
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何々、話は聞いていましたが今から537年前にここを仙台から通過したお坊さんがいた。
仙台からのルートは……関山峰渡りも開通してないし何処を越えたのだろうか??
今回のルート探索の鍵はここに潜在しているようだ。
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左側はこれから進む横沢林道で、右は沼沢沼方面。
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左手に山神碑がある。これは新しく昭和12年ものですがこの道はしっかりと地域に密着している。
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やがて橋を渡り、急坂を登りきると左手に木材用の製材機が置かれている。
よくみると製材機というよりドラムがあるのでワイヤーの引き出し用なのだろうか。
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ジーゼルエンジンはいすゞ自動車の6気筒125馬力、昭和30年代主流の6トントラックに使われていた。
152634、142635はシリンダーの爆発順序、1気筒のピストンが爆発している時、6気筒目のピストンはどの位置にあるのか…。
若い時分、仕事場ではこんな質問もされた。今はもう、忘れた。
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ここから歩きスタート、林道正面の鋭鋒は…。
この鋭鋒は北面白山に登るとき北側に見える鋭鋒で地元では「立石」と呼ばれている
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小川を渡り登ると右手には屋根が押しつぶれたニッサンシビリアンのマイクロバスが存置されている。
10年前は内部に入れたのだが…。
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イバラのヤブ漕ぎから解放されて小沢を越えれば目の前には水平道が見えてきた。
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浅井さんがこの地を訪れた15年前は杉木立で周囲が見えたがもうその面影はない。
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2011.5に取り付けた表示板は熊にもかじられず9年の歳月を木肌に現わしていた。
取り付けていた木は枯れてぐらついてるの別場所に取り付けた。
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石組みの「水分」は小山田新道の唯一の遺構物である。石は猪野沢から運んだそうで当時の苦労が偲ばれます。
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「水分」の地名はまさに水を分ける。ここは宮城の山(深野稔生著)で紹介されている 河川争奪のある場所だ。
画像は水分から流れ落ち込む無名滝…仮称「水分滝」でもよさそうですな。
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ここから大境までは直線で約300mの距離、左手の峰は西船倉山。
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小山田新道から辿るふみ跡がついており、分岐から数十mで大境である。
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標高は800mといえども奥羽山脈の主稜線で、北面白山から直線で1.2kmの距離である。
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数年ぶりの大境、早速表示板を取り付けて周囲を刈り払いをする。
これで、残雪期に主稜線を辿る登山者は気づいてくれるだろう。
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東の宮城側を遠望、遠くの峰は新川岳の西峰(1060P)で先日辿った林道はこの下部にある。
また、地図上にある大きなガレ場が半分見え、水平道が確認できる。
えっ、まさに地図にない道が間違いなく存在していたのだ。
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大境からの東側稜線中腹には明らかに水平道が確認できた。
なぜ、地形図にもない道がここにあるのだろうか。まずは、柏餅を頬張り作戦会議…。
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山形の猪野沢と宮城の新川を結ぶ新たな道?が出てきたのか…謎…なぞ…(?_?)…(。´・ω・)?
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ヤブ刈りしながら谷間へ降りると道はヤブの中にも大境から続いている。
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道は、約10mの斜滝で途絶えていたが、左手には道型が残っている。
この斜滝は北面白山へ繋がる北沢の右俣で、遡行記録が見つからない。
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向かいの道へ辿ろうとするがいい場所が現れず、終点の滝から戻りこの残雪を利用して左の小尾根に上がることになる。
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沢を下ると10m滝が出てきた、沢装備なら懸垂…行けそうですがここでストップする。
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どこか上がるところがないかと探してたらやはりカモシカさん、足跡に誘導されてヤセ尾根のガレ場に取り付き小尾根にあがった。
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780mラインに上がるとはっきりした水平道が出てきた。本日の核心部に到達したのだ。
浅井さんは平成16年に水平道を確認してから16年かかったと…笑みが浮かんでいた。
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ガレ場に到達、道は形すら残っていないが左手には水平道が延々と続いているようだがここで帰路につく。
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炭焼き小屋跡、作業小屋跡の名残がないか気にしたが見つからず。
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大境に戻り遅い美味しい煮込みうどんとオニギリで昼飯とし展望を楽しんだ。
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高低差は300m、歩いた距離は7キロ弱だが中味の濃い山歩きだったが、謎は解明できなかった。
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下山してから関山番所跡地を見に行った。
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違和感があったのは、山形側なのに何故伊達藩なのか…。
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でも、桜花がかかる堂木沢山を見せていただいた。
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馬頭観音は近辺にはあるが、牛頭は初めて見ました。
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はたして大境から宮城側にある道は何なのか…??
時間がかかりますが(その4)で触れてみたい。




【参考、これまでの小山田新道の記録です。】

⑥関山の小新川山と小山田新道 【日  程】2016.3 /12(土)
http://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-614.html


⑤小山田新道の柳沢コース【日程】2015.11 /7(土) 
  http://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-579.html

④ 小山田新道の水分(みずわけ)【日程】2014年11月22日(土)
   http://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-496.html

③ 小山田新道<宮城版>と関山旧道へ【日程】2011年5月8日(日)
   http://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-173.html

② 小山田新道…宮城版 【日程】2011年4月17日(日)
  htえもtp://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-168.html

① 『猪野沢(小山田)新道から関山峠へ』東郷地区歴史講座【日程】2011年3月6日(日)10:00~12:00
   http://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-159.html

元祖  小山田新道の晩秋【日程】2010年11月14日(日)
    http://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-125.ht

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No title

いやぁ~!
素人が入って行けそうもない山ですね(*^-^*)
標示板を付けて歩かれてご苦労様です。

話は変わりますがスマホでの地図は何を使用してますか?

No title

nadeshikoさん
普通の登山ほどでないかも…。
ただ、整備がされていませんからそれなりにね。
宮城側は誰も入っていないでしょうか。
標示板は速攻で仕上げました。これまで30枚くらい付けたかも。
スマホ地図はヤマップですが何がいいのかね。(笑)
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